
上位10製品及び理事長審査評
1位/ルナクリスタル・クリスタルボウル(TOTO株式会社)
微かな気配が、物質の内奥からにじみ出てくる様子。柔らかい質感と硬質なエポキシ樹脂の唐突な出会い。
水が絡み付く事による、透光の官能。と、そんな詩のような形容がぴったりの「プロダクト製品」である。
工業製品であることを忘れる、秀逸なデザインの試みが評価された。
2位/DECO-R(大光電機株式会社)
怒濤のLED。と、言っていいのかも知れないLEDの開発から生まれた
「消え入る程の小ささから生まれる、想定外のパワー」。しかも、LEDパワーアップの常道「レンズの効果」ではなくグレアキャップ付きリフレクター方式というのがすごい。技術者の執念を感じる。そしてそのことに、いい気分を感じる。
3位/IROMIZU(株式会社中川ケミカル)
言葉が不必要。ただただ美しい。フィルム製品の要諦は、必要な表面の効果が得られたならフィルム自体の存在は「消える事」にある。それを、やりとげた製品である。純粋に透明で、そこに色を投入。その効果だけが残存する。そんな、ミニマルな装飾フィルムである。
硝子にも透明な色は得られるが、アクリルの場合に、色はさらに純粋さを発揮する。
総じて、この選考結果は、製品化に対する「明確な目的」
「感性への強い視点」
「発見への喜び」があることで共通していた。
飯島直樹
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